これを少し、あれも少しと買ってはいけない。
それよりも投資先を絞って一つ一つの投資対象につぎ込む金額を増やしたほうがよい。
分散投資はしない
ほとんどの「専門家」は分散投資を勧める。
同時にたくさんの銘柄を抱えていれば、そのうちどれかが急落しても全体には響かないからだ。
またブローカーは、
「すべての卵をひとつのバスケットにいれないように」
「ヘッジ(どれかがだめになったときの予防)が必要だ」
とアドバイスする。
しかしバフェットは、分散投資、いわゆる多くの銘柄に振り分ける投資は必ずしも適正な形ではないという。
集中投資戦略
バフェットは、投資先は5~10社ぐらいの優良企業に絞り、そのどれかが割安になったときにできるだけ大量に買うべきだと考える。
バフェットは、投資すべきだという確信をもてる企業があったらためらわない。
そして巨額の資金を投じる。
「素晴らしい経営者が経営する、すばらしい企業」の株をもつチャンスが訪れた時、そのチャンスをつかむべきである。
驚異的な成功を説明するキーワードとは
マンガーは、バフェットとバークシャー・ハサウェイの驚異的な成功を説明するキーワードは、
- 非分散化
- 忍耐
だと言っている。
バフェット戦略の具体的な応用方法
ポートフォリオには10銘柄以上を組み込まない
バフェットは、専門家がなんと言おうと、分散すればリターンが標準以下になる可能性が大きくなることを確信している。
バフェットの戦略は方法はこうだ。
- 自分で綿密な調査を行い、少なくとも5年から10年も持ち続けたいと思う企業を5~10社見つける。
- その企業の株が自分の狙っている価格まで下がるのを待ち、下がったときに思い切りよく大量に買う。
- そして一番肝心なことは、忍耐強く持ち続ける。
買おうとしている企業がバフェットの基準を満たしているかを確かめる
優れた経営者が率いる、(たとえ面白みがなくても)堅実な優良企業であることが肝心である。
現在の経営者の下でその企業がどんな業績をあげてきたかを調べる。
そのような企業を見つけたらすぐに買いたくなるだろうが、ぐっと我慢して、狙った株価になるまで待つ。
勇気を持つ
バフェットは、彼の最大の投資の多くを、だれも怖がって動かない不況の時や景気後退期に、勇敢に実行した。
せっかく投資対象を絞っても、効果的なタイミングで投資できないと意味がない。
優良企業になるには数十年が必要
長期的視野にたって考える。
設立から2,3年でロケットのように急上昇し、突然落下する企業が多すぎる。
新しい技術や新しい競争相手が出てきたとき「つぶれる」おそれのある企業を選ばないように気を付ける。
変化しない企業を探す
変化しない企業を探す。
将来その企業に変化があるとしても、それは事業の拡大という変化だけだと思われる企業を探す。
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