幼少期に学んだ忍耐
ウォーレン・バフェットが初めて株を買ったのは、11歳の時だった。
シティーズ・サービスという会社の優先株を一株38ドルで三株買った。
その後40ドルになったとき売却し、正味5ドルの儲けを手に入れた。
しかしその株は数年後には、一株200ドルとなった。
バフェットは子供の時に、投資には忍耐が必要だという教訓を学んだ。
忍耐を切らしたバフェットの失敗
バフェットは忍耐心を切らせたときに失敗をしている。
1966年に大量のディズニー株を一株31セントで購入し、その翌年48セントで売ってしまった。
長期保有:ワシントンポスト
試練
1973年にワシントンポスト株を買った直後、株価は50%下がり、その後2年間低迷した。
しかしバフェットは一株も売らなかった。
その後も
- 労働闘争
- ウォーターゲート
- リセッション(景気後退)
- 戦争
- 1987年10月19日のブラック・マンデー
があったがバフェットは一株も売らなかった。
その後のワシントンポスト
上記の中でも持ち続けた結果、
- 1,060万ドルで買ったワシントン・ポスト株を10億ドルに変えることができた
- 毎年ワシントンポストから配当金として1000万ドルを受け取っている。
ここまでなれた理由の一つが、株を持ち続けたことによる。
低迷な時期になぜ売ろうとしなかったのか
バフェットから見ると、不安定なのはワシントンポストの株価であって、事業が低迷していたわけではなかった。
つまり本業のビジネスは堅実で安定していた。
なので彼は一度もパニックに襲われることなく、株を持ち続けた。
まとめ
投資とは忍耐
バフェットの忍耐心を身につける。
忍耐は長期的に株式市場でより大きな利益を手に入れる武器。
5年以上寝かすつもりの銘柄しか買わない
株を買うときは、株式市場が翌日から5年間閉鎖され、その株の売買ができなくなるとイメージトレーニングすること。
そうすれば長期見通しにだけ関心を集中させることができる。
株を購入したら株価より事業を監視
自分が買った株を毎日、もしくは毎週チェックしてはいけない。
株は価格が上下する。
それより事業のパフォーマンスを監視すべきである。
それがはるかに有効な時間の使い方である。
購入した株はいつまで保有すべきか
バフェットは、購入した株はいつまで保有し続けるべきかと聞かれたら、こう答える。
「適正な株を持っている場合には永遠に」
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